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HSP(ハイリー・センシティブ・パーソン/Highly Sensitive Person)とは、感覚が生まつき敏感な状態である人を指します。
少し前から注目され始めたHSP。本が出版されると同時に様々なメディアで取り上げられ、多くの人の関心を集めました。本日はこのHSPについて紹介していこうと思います。
HSPとは1990年代にアメリカの心理学者が提唱した概念で、一言で言うと「敏感で繊細かつ感受性が強い人」のことを指します。割合として5人に1人はHSPだと言われており、決して珍しいことではありません。皆さんの周りにもいらっしゃるかもしれませんね。
HSPの方は敏感で繊細なため、様々なことに気が付く一方で、深く考えすぎてしまい、ほかの人よりも余計に傷ついてしまうことがあります。例えば友達から言われた冗談であっても、「もしかして嫌味を言われたのかな?」と考えすぎてしまったり、ちょっとしたしぐさや言葉遣いの違いを感じ取って「怒っているのかな?」「何かしちゃったかな?」と気にしすぎてしまったり…。そうしているうちにどんどんと心労がたまり、ほかの人よりも疲れやすくなってしまいます。
保護者の方より「うちの子はHSPだと思う。診断書を書いてほしい」というお問い合わせをいただきますが、HSPは「気質」であって「病気」ではありません。ですので、HSPであると診断することはできませんし、HSPを治療するためにお薬を出すこともできません。
ではどうすればいいのでしょうか。先ほど書いた通り、HSP自体を治療することはできませんが、「HSPで困っていること」については働きかけることが出来ます。例えば、HSPのために、他者の目が気になってしまい学校に行けなくなってしまったというケースの場合は、外部とのつながりを保つために保健室登校等特別な配慮を学校にお願いしながらカウンセラーから認知行動療法を受けることによって、他人の視線を気にしすぎている状態からの脱却を図ります。具体的には「他人が見ている」からといって「自分は何か失敗をしている」「何か恥ずかしいことをしている」わけではないということに気づいてもらうなど、誤った認知を変えていくと同時に「いつも一緒にいる友達に変なところがあったらこっそり教えてもらう」「視線が気になったら一人になって落ち着いてみる」といったようなちょっとした工夫を行うことで、「『他人が見ている』けど、友達もなんとも言ってこないし、自分で思い返してみても変なところはないから、少し気になるけど、気にしすぎかもしれない」というような状態を目指していくことで、HSPであるが故の登校渋りは改善していく場合があります。
しかし注意しなければいけないのは「HSPだから」ということを免罪符にしてはいけないということです。確かにほかの人よりも感じやすく、傷つきやすいかもしれませんが、すべての人が「HSPなら仕方ないね」と納得してくれるわけではありません。悲しいことではありますが、「甘え」と認識している人も少なくないのが現状です。そんな人たちと言い争いをしても得なことは1つもありません。「自分はHSPの特性を持っているかもしれない」「この子にはHSPの傾向がありそうだ」と思った段階で、「自分/この子はどんな人か」を見つめなおし、「今何に困っているのか」「どんな力やサポートがあればいいのか」「強みはどんなところで、そうすればそれを生かすことができるのか」について考え、実行していく必要があります。「自分はHSPだからこうしてもらわないと困る」と主張するのではなく、「自分にはこういう部分があるけど、こんなサポートがあれば一人でもやっていけます」と主張した方が、自分やお子さん、その周囲の人も楽だと思いませんか。
今現在もHSPについて研究されています。HSPについてより多くのことがわかり、将来的にHSPの人が今よりも過ごしやすい社会になっていくかもしれません。また、私はHSPの人だからこそわかること/できることがあると考えています。できないこと、困ることばかりに目を向けるのではなく、あなたやお子さんだからできること、得意なことに注目し、輝ける場所を見つけられることを願っております。
まずはお気軽にご相談くださいね。
ハートライン東京クリニック 板橋分院
管理者 医師 太田陽子
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