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将来「働く」ということ | 板橋区志村のハートライン東京クリニック

将来「働く」ということ

2022.10.27 お役立ち情報

「将来」について

これまで「障がい」や「子ども達の困った行動」に視点を当てていろいろなことを書いてきましたが、今回は少し視点を変えて、「将来」についてお話させていただければと思います。というのも、今は学校等、日中に活動する場所がありますが、高校を卒業すると多くの方は社会に出ていくことになります。もちろん大学に行く方もいらっしゃいますが、卒業後は「就職」という壁に当たることは避けられません。保護者の方とお話をさせていただくと、「我が子が社会に出ていく」ということに対しての意識が希薄な方が多いように感じます。
しかしそれは無理もありません。中学生、高校生になってもまだまだ子どものような気がしてしまうという気持ちは理解できますし、障がいや特性を持ったお子さんだと自分が歩いてきた道と必ずしも同じ道をたどるとは限らないので、親としてどうしてあげたらいいかわからないということは至極当然のことです。
しかし、時の流れは待ってはくれませんし、学校の先生も必ずしも個人個人を注意深く気にかけてくれるわけではありません。だからこそ、保護者の方には「我が子の進路」に対して早いうちから意識・準備をしていただきたいのです。そこで今回は2回に分けて、「こんな支援/場所があるよ」という紹介をさせていただければと思います。

就労移行支援

はじめに紹介させていただくのが「就労移行支援」です。これは簡単に言うと「会社に入るための準備をするためのサービス」です。「障害特性のため、一般企業への就職は難しいかもしれない」「うつ病もだいぶ良くなり、また働きたいけど、うつ病が再発しないか心配」等といった方々が利用しています。活動内容についてですが、初めに「どんな仕事がしたいのか」「どんな環境なら仕事ができるか」等の聞き取りを行い、働くイメージを就労移行支援の職員と共有していきます。
その後具体的な支援を行っていきます。例えば、「人と関わらないで仕事がしたい」という要望があれば、パソコンスキルを獲得していくとともに、通勤圏内の会社の見学、最低限のコミュニケーションの取り方の練習、採用面接の練習、就職した場合の生活環境の調整(起床時間から出社時間までの段取りの確認)、就職した後のアフターケアー等を行っていきます。原則として2年間利用することができ、ほとんどの方が無料で利用することができます。

就労継続支援A型

次に紹介するのが「就労継続支援A型」です。こちらは「一般企業に勤めるのは難しいけど、サポートを受けながら働きたい」という方などが利用するサービスです。就労移行支援とは異なり、就労継続支援A型は雇用契約を結ぶので時給が発生し、65歳まで利用することができます。
時給は決して高くはないですが、1日1時間や週に1回といった自分に無理のない範囲で働くことができ、全国平均として7万5千円程度が支払われます。仕事の内容は様々で、パソコンによるデータ入力や飲食店のホールスタッフ等の仕事をしている方もいらっしゃいます。就労移行支援と同じく、基本的には利用料はかかりません。就労継続支援A型で「働くという意識」やスキルを高め、就労移行支援に移り磨きをかけ、一般就労につなげていくという方もいらっしゃいます。

最後に

さて、いかがだったでしょうか。「卒業後の居場所は欲しいし、出来たら楽しく働いてもらいたけど、無理でしょ」「うちの子が働くなんて…」とお考えの方は決して少なくないと思います。
しかしお子さんが輝ける場所や環境は必ずあります。お子さんが小学生・中学生のうちから「近くにどんな事業所があるのか」「どんな仕事をどんなタイムスケジュールでしているのか」という情報収集をすることによってお子さんの将来は開かれます。少しでもいいので調べてみたらいかがでしょうか。

 

まずはお気軽にご相談くださいね。

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ハートライン東京クリニック 板橋分院

管理者 医師 太田陽子

診療科目
MEDICAL DEPARTMENT


  1. 不登校・引きこもり改善

    学校に行きたくない気持ちの把握を行い、心身の状態を改善していきます。
    家や部屋から出たくないというお子様の考えがどこから来ているのかを明らかにしていきます。対話をすることによって少しずつ変化が現れていきます。


  2. 選択性緘黙
    (場面緘黙-ばめんかんもく-)

    家の中では普通に話すことができるのに、他の人の前では急に話せなくなってしまう状態です。普段の自分を出すようなトレーニング・サポートをしていきます。


  3. 限局性学習症
    (学習障害)
    発達障害

    こどもの学習能力の伸びが見えにくい場合にカウンセラーが楽しく遊びながら学ぶ喜びを感じてもらいます。


  4. 自閉症スペクトラム
    (アスペルガー症候群)

    自閉スペクトラム症は人と接する時に人間関係を良好にするのが得意ではない、また自分自身の強いこだわりが発生してしまう発達障害の一つです。療育によって改善が見込まれます。


  5. うつ病

    ふさぎ込んでいる気持ちを改善するためには少なからず周りのサポートが必要となります。どのようにサポートするかを伝えていきます。


  6. チック障害

    嫌なことを考えた時に、まばたきを繰り返したり、早く首を振ったりするなどの行動がでます。正しい対応にて癖を減少させます。


  7. ゲーム依存

    「ゲームをしたい欲求を抑えることが出来ない」状態をゲーム障害と呼びます。
    およびゲーム依存と言います。
    当院のカウンセリング、オリジナルプログラムで改善を測ります。


  8. ADHD
    (注意欠陥・多動性障害)

    日本では 「注意欠陥・多動性障害」と言われ、注意力や落ち着きの無い症状を指します。薬と行動療法による治療を行います。

  9.  


    知的障害

    子ども頃見過ごされたADHDが、大人になった時にご本人やご家族が違和感を持つようになり、発覚する事もございます。