東京都板橋区高島平7-35-16 春日ビル1F
年長さんと小学6年生の保護者の方からよく聞かれる質問に「うちの子は普通級に進んだ方がいいのでしょうか。それとも支援学級や支援学校に行った方がいいのでしょうか」というものがあります。それまで馴染んできた生活から大きく環境が変わるため、子ども達には大きな負担となりますが、乗り越えていかなければなりません。保護者の皆さんとしても「自分たちは何ができるのか」「どうすればいいのか」と不安に感じることもあるでしょう。
そこで今回は、障がいを持ったお子さんの進路先をどういった基準で決めていけばいいのか、私たち支援者はどのような部分に注目して考えていくのかについてお話していこうと思います。
まず初めに伝えたいことは、「本人はどこを希望しているのか」をしっかりと考えるということです。小学校や中学校に進学する際にそれまで一緒に過ごしてきた友達と離れたくないのであれば、普通級や通級、難しければ支援学級を選択肢に入れた方がいいでしょう。結局のところ、学校に通うのはお子さんご本人です。
確かに特別支援学校の方がそのほかの選択肢よりも手厚い支援を受けることができますが、「自分はここには来たくなかった」「みんなと同じところに行きたかった」という気持ちをずっと引きずってしまうことはお子さんにとっても保護者にとっても良い影響を与えません。
学校見学会などの機会を積極的に活用することで、学校の雰囲気や先生たちが作り出す空気感を子ども自身に感じさせ、「どこに行きたいと思ったのか」を大切にしてあげてほしいです。
「普通級は難しいかもしれないけど、できれば普通級に入れたい」という親御さんは決して少なくありません。そのような時は、「支援級からはじめて様子を見てもらう」ことも提案します。皆さんも経験があるかと思いますが、未就学から就学、小学校から中学校は環境の変化が激しいです。そんな環境の中に「難しいかもしれない」子を放り込むのはリスキーだと考えています。これは子どもの立場からだけではなく、先生方の立場に立っても同じことだと思います。
その子についてわずかばかりの情報がないにもかかわらず、30人前後の子ども達と同時に見なければならないのでは、先生たちもどのような支援が友好的なのかを検討している暇がありません。
ですので、最初は慣れるという意味合いも込めて支援級でスタートし、交流級や通級で普通級の子ども達と関わっていくことを勧めています。そうした生活を送る中で、普通級行くかこのままで行くのかを決めていけばいいのです。
また、「特別支援学校に行く」ということに抵抗感がある方も少なくありません。しかし私は特別支援学校という進路は積極的に考えていった方がいいと考えています。なぜなら、無理に公立の小学校や中学校に行ってつぶれてしまったお子さんを何人も見てきたからです。公立の学校のスピードについていけず、学校からも「できない子」という扱いを受けてしまう場合も残念ながら存在します。
公立の学校の方が進路が広がっているように感じるかもしれませんが、それは卒業できたらの話で、途中で不登校になってしまったり、身体の不調につながってしまっては元も子もありません。それならばのびのびと特別支援学校で学び、作業訓練などを通して、就労の準備をしていった方がよいと思いませんか。
一人一人に個性があるように、一人一人に適した選択があります。もちろん初めから何が正解かわかりませんし、保護者の皆さんも不安になることでしょう。しかし悩んでばかりでは時間ばかりが過ぎていきます。
いろいろなところを見て、体験することで、「どんなところがいいかな?」「どんな環境が過ごしやすいかな?」ということを親子で考えてみてください。時には失敗することもあるかもしれませんが、そこから学ぶことがあれば決して無駄ではありません。そこでの体験や知識は子ども達の中にも「経験」として蓄積されていくのですから。
まずはお気軽にご相談くださいね。
ハートライン東京クリニック 板橋分院
管理者 医師 太田陽子
学校に行きたくない気持ちの把握を行い、心身の状態を改善していきます。
家や部屋から出たくないというお子様の考えがどこから来ているのかを明らかにしていきます。対話をすることによって少しずつ変化が現れていきます。
家の中では普通に話すことができるのに、他の人の前では急に話せなくなってしまう状態です。普段の自分を出すようなトレーニング・サポートをしていきます。
こどもの学習能力の伸びが見えにくい場合にカウンセラーが楽しく遊びながら学ぶ喜びを感じてもらいます。
自閉スペクトラム症は人と接する時に人間関係を良好にするのが得意ではない、また自分自身の強いこだわりが発生してしまう発達障害の一つです。療育によって改善が見込まれます。
ふさぎ込んでいる気持ちを改善するためには少なからず周りのサポートが必要となります。どのようにサポートするかを伝えていきます。
嫌なことを考えた時に、まばたきを繰り返したり、早く首を振ったりするなどの行動がでます。正しい対応にて癖を減少させます。
「ゲームをしたい欲求を抑えることが出来ない」状態をゲーム障害と呼びます。
およびゲーム依存と言います。
当院のカウンセリング、オリジナルプログラムで改善を測ります。
日本では 「注意欠陥・多動性障害」と言われ、注意力や落ち着きの無い症状を指します。薬と行動療法による治療を行います。
子ども頃見過ごされたADHDが、大人になった時にご本人やご家族が違和感を持つようになり、発覚する事もございます。