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フリースクールとは? | 板橋区志村のハートライン東京クリニック

フリースクールとは?

2022.08.29 お役立ち情報

フリースクールという場所

みなさんはフリースクールという場所に対してどのような印象をお持ちでしょうか。大きな問題もなく学校に通えているお子さんをお持ちの親御さんにはなかなかなじみのない場所ですが、何らかの原因で学校に行くことが出来なくなってしまったお子さんたちにとっては大切な居場所としての機能を持っています。現在小学校では学年に数人、中学校ではクラスに一人の割合で不登校の子どもたちがいます。
いつ、どんな理由で皆様のお子さんが不登校になってもおかしくはありません。もしそのようなことが起こった際に、選択肢の一つして持っていただけるよう、本日はフリースクールについてお話をしていきたいと思います。

フリースクールに来る子どもたち

冒頭にも述べましたが、フリースクールに来る子どもたちは何らかの事情で所属校(もともと通っていた、もしくは通うはずだった学校)に行けなくなった子どもたちが通っています。事情とは具体的にはいじめ、人間関係の悩み、勉強についていけない、軽度の障害等、お子さんによって様々です。
通う頻度もそれぞれで、週一日で通う子もいれば、学校と同じく週五日通う子もいます。フリースクールによって何をするのか異なっており、しっかりと勉強メインでカリキュラムを構成しているところもあれば、自由時間を多くして、それまで受けてきた心の傷をしっかりと治していこうとする場所もあります。いくつか見学に行ってみて、お子さんが選んで通えるといいでしょう。
ここまでフリースクールの概要についてお話してきましたが、ここからはフリースクールのメリットとデメリットについてお話していきます。フリースクールによって特色があるため、すべてのフリースクールが当てはまっているわけではありませんが、参考としてお読みいただければと思います。

メリット

メリットとして「同じ体験をしてきた子が集まっている」ことが挙げられます。ひどいことを言われた、仲間外れにされた、輪に入ることが出来なかった等、ある種の傷つき体験を経た子供たちが集まっているので、互いの気持ちに共感できる部分が多く、心理的な支えとなってくれる仲間と出会うことが出来ます。
中には小学生で不登校になり、フリースクールを経て中学校からは復帰していっても、フリースクールで出会ったつながりが続いている方もいらっしゃいました。互いに刺激を与え合い、傷つき体験を乗り越えていける環境はフリースクールならではです。
また、「支援が届きやすい」というメリットもあります。学校はカリキュラムが決まっており、一人一人のペースを尊重しにくい場面があります。また、組織としての縛りが多く、現場レベルでは正しいことも、管理職たちの会議になるとGoサインが出ない場面もあります。しかしフリースクールは学校と異なり、特別な支援や配慮を必要としている子どもが集まりますので、必然的に環境を調整しやすく、現場での声が反映されやすいという特徴を持っています。そのため「数十人前後の集団」という部分は同じでも、学校とフリースクールでは適応の度合いが違うというのはよくあることです。

デメリット

最後にデメリットですが、金銭的なものがあげられます。フリースクールの活動費は場所にもよりますが、高額になるケースもあります。それだけ質の高い支援を受けることが出来ていると考えれば安いものかもしれませんが、ご家庭によっては苦しいところがあるかもしれません。しかし自治体によってはフリースクールでの活動が、学校での出席扱いとして認めているところもあります。小学生なら中学校へ、中学生なら高校へつながる道を途絶えさせないためには必要は経費なのではないでしょうか。
いかがだったでしょうか。本日はフリースクールについて紹介させていただきました。不登校の子どもたちの最後の砦と言っても過言ではないフリースクール。万が一の際にはぜひ検討してみてください。

最後に

このように子ども達は急激な変化の中で、いくつもの壁を乗り越えていかねばなりません。もちろんすべての子どもがこれらを自力で解決していくことはできません。そこで我々大人がサポートしていく必要があるのです。今回は不登校になる原因についてお話ししました。次回は具体的にどのようなサポートをしていけばよいかについてお話させていただければと思います。

 

まずはお気軽にご相談くださいね。

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ハートライン東京クリニック 板橋分院

管理者 医師 太田陽子

診療科目
MEDICAL DEPARTMENT


  1. 不登校・引きこもり改善

    学校に行きたくない気持ちの把握を行い、心身の状態を改善していきます。
    家や部屋から出たくないというお子様の考えがどこから来ているのかを明らかにしていきます。対話をすることによって少しずつ変化が現れていきます。


  2. 選択性緘黙
    (場面緘黙-ばめんかんもく-)

    家の中では普通に話すことができるのに、他の人の前では急に話せなくなってしまう状態です。普段の自分を出すようなトレーニング・サポートをしていきます。


  3. 限局性学習症
    (学習障害)
    発達障害

    こどもの学習能力の伸びが見えにくい場合にカウンセラーが楽しく遊びながら学ぶ喜びを感じてもらいます。


  4. 自閉症スペクトラム
    (アスペルガー症候群)

    自閉スペクトラム症は人と接する時に人間関係を良好にするのが得意ではない、また自分自身の強いこだわりが発生してしまう発達障害の一つです。療育によって改善が見込まれます。


  5. うつ病

    ふさぎ込んでいる気持ちを改善するためには少なからず周りのサポートが必要となります。どのようにサポートするかを伝えていきます。


  6. チック障害

    嫌なことを考えた時に、まばたきを繰り返したり、早く首を振ったりするなどの行動がでます。正しい対応にて癖を減少させます。


  7. ゲーム依存

    「ゲームをしたい欲求を抑えることが出来ない」状態をゲーム障害と呼びます。
    およびゲーム依存と言います。
    当院のカウンセリング、オリジナルプログラムで改善を測ります。


  8. ADHD
    (注意欠陥・多動性障害)

    日本では 「注意欠陥・多動性障害」と言われ、注意力や落ち着きの無い症状を指します。薬と行動療法による治療を行います。

  9.  


    知的障害

    子ども頃見過ごされたADHDが、大人になった時にご本人やご家族が違和感を持つようになり、発覚する事もございます。