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学校との連携 | 板橋区志村のハートライン東京クリニック

学校との連携

2022.08.04 お役立ち情報

学校の先生とのコミュニケーション

 皆さんは学校の先生とどれくらいコミュニケーションを取っていますか?先生も働き方改革が進み、以前のようにコミュニケーションを密にとることができない方もいらっしゃるかもしれませんね。
または「学校のことは先生に任せているから、面談の時ぐらいしか話さない」といった方もいるかもしれません。問題が起きていないときはそれでもいいかもしれませんが、いじめや登校渋りなどが起こった際には、初動が肝心ですので、学校との連携が肝になってきます。「先生と情報共有した方がいいのはわかるけど、それで何になるの?」という声もよく聞きます。
そこで本日は「学校との連携が大切な理由」「どのように連携を進めていくか」についてお話をしていこうと思います。

学校との連携が大切な理由

 はじめに「学校との連携が大切な理由」についてですが、一番大きな理由として「家庭と学校での考え方や方向性を統一すること」が挙げられます。例えば、パニックになりやすいお子さんに対して、家庭では落ち着けるスペースでクールダウンさせているのに対して、学校ではパニックになっても一人にはさせず、先生がつきっきりで気をそらせるように話しかけ続ける対応を取っているとしましょう。どちらがその子に合った方法かは、やってみないとわからない部分はありますが、家庭と学校で別々のやり方をしていては、「パニックになったらこうすれば(こうしてもらえば)いいんだ」という子ども自身の学びに結び付きにくいです。
また、「うちの子はパニックになると何も受け付けないかと思っていたけど、話を聞いてくれているんだ」「あの子は誰かがついていないとダメだと思っていたけど、静かな部屋の方が落ち着けるのか」などというように、家庭と学校とが話し合うことで、子どもだけでなく保護者や先生の気づきにつながることもあります。

互いに信頼関係を結べる

次に挙げられる理由として、「互いに信頼関係を結べる」ということがあります。授業参観などはありますが、保護者からは学校で行っている支援のすべてを見ることができません。どんな声掛けを行っているのか、どんな先生が関わってくれているのか…等、断片的な情報しか得ることができません。そんな時に子どもから「いじわるされた」「怒られた」といったことを聞けば、いくら理由があっての指導だったとしても、悪い印象を持ってしまうかもしれません。これは学校側も同じように思っているでしょう。
どんな生活リズムで暮らしているのか、普段何を食べているのか等は学校の先生は把握できない部分がありますし、介入できない領域です。子ども達の問題行動に対して「親の教育がなっていないからだ」と思うこともあるかもしれません。こうして家庭と学校が少しずつ不信感を積み重ねてしまうのです。そうなると板挟みになるのは子ども達です。これではよい支援はできません。
家庭と学校が互いに情報を出し合い、「家庭(学校)ではこうしている」「ここは苦手だけど、この部分は得意」等と意見交換をすることによって、「ちゃんとやってくれているんだな」という信頼感が生まれ、「チームで子どもを育てる」という意識が芽生えるのです。

最後に

最後に、学校との連携との仕方ですが、担任の先生に話をするのは基本として、特別支援教育コーディネーターがいるなら、担任との話し合いに巻き込みましょう。より多くの先生に現状を知ってもらうことで多角的な支援が生まれるかもしれません。
スクールカウンセラーはよほどの学校でない限り、週1回しか出勤しておらず、捕まえるのは難しいかもしれません。校長先生や教頭先生にも話を通しておくことで、スクールカウンセラーをはじめ先生方が動きやすくなり、効果的な支援を迅速に行うことができますので、まずは「こんなことで困っているので相談させてほしい」ということを学校に伝えてみるところから始めてみてはいかがでしょうか。

 

まずはお気軽にご相談くださいね。

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ハートライン東京クリニック 板橋分院

管理者 医師 太田陽子

診療科目
MEDICAL DEPARTMENT


  1. 不登校・引きこもり改善

    学校に行きたくない気持ちの把握を行い、心身の状態を改善していきます。
    家や部屋から出たくないというお子様の考えがどこから来ているのかを明らかにしていきます。対話をすることによって少しずつ変化が現れていきます。


  2. 選択性緘黙
    (場面緘黙-ばめんかんもく-)

    家の中では普通に話すことができるのに、他の人の前では急に話せなくなってしまう状態です。普段の自分を出すようなトレーニング・サポートをしていきます。


  3. 限局性学習症
    (学習障害)
    発達障害

    こどもの学習能力の伸びが見えにくい場合にカウンセラーが楽しく遊びながら学ぶ喜びを感じてもらいます。


  4. 自閉症スペクトラム
    (アスペルガー症候群)

    自閉スペクトラム症は人と接する時に人間関係を良好にするのが得意ではない、また自分自身の強いこだわりが発生してしまう発達障害の一つです。療育によって改善が見込まれます。


  5. うつ病

    ふさぎ込んでいる気持ちを改善するためには少なからず周りのサポートが必要となります。どのようにサポートするかを伝えていきます。


  6. チック障害

    嫌なことを考えた時に、まばたきを繰り返したり、早く首を振ったりするなどの行動がでます。正しい対応にて癖を減少させます。


  7. ゲーム依存

    「ゲームをしたい欲求を抑えることが出来ない」状態をゲーム障害と呼びます。
    およびゲーム依存と言います。
    当院のカウンセリング、オリジナルプログラムで改善を測ります。


  8. ADHD
    (注意欠陥・多動性障害)

    日本では 「注意欠陥・多動性障害」と言われ、注意力や落ち着きの無い症状を指します。薬と行動療法による治療を行います。

  9.  


    知的障害

    子ども頃見過ごされたADHDが、大人になった時にご本人やご家族が違和感を持つようになり、発覚する事もございます。