東京都板橋区高島平7-35-16 春日ビル1F
皆さんのお子さんはきれいな字を書くことができますか。字がきれいだとなんとなく「育ちがいい」「真面目そう」等の印象を持たれやすいですよね。逆に何を書いてあるか読めない字だと「頭悪そう」「性格悪そう」等のマイナスな印象を持たれがちです。
きれいに書かなければいけない場面できちんと書くことができるなら、特に問題ないですが、どれほど集中してもきれいな曲線や直線で文字が書けないお子さんもいらっしゃいます。今回は、きれいな字が書けない原因とその対応についてお話していきます。
きれいな字が書けない原因としては、外因(環境など、その子以外に原因があるもの)と内因(その子の内面に問題があるもの)に分けられます。具体的な例を交えつつ外因から考えてみましょう。
学校生活場面で考えてみましょう。クラスがうるさく集中することができない、掲示物がたくさんあり、視点が定まらず紙に意識を向けることが難しい等が多い例です。つまり視覚や聴覚からの過剰な情報のせいで上手く字を書くことができないのです。その他にもいじめを受けていて集中することができない、先生の板書のスピードが速い等の理由が考えられます。小学生高学年にもなれば、字をきれいに書くことができない理由を話すことはできますが、内気な子は上手く伝えることができません。本人の言葉を待ってあげることも大切ですが、大人側がある程度推測しておくことも大切です。
このような場合は担任の先生に状況を説明し、しかるべき配慮を受けることが改善されます。「学校が対応してくれない」という場合は合理的配慮に欠けている可能性があるため、校?先生や教育委員会に相談してみてください。
次に内因についてですが、これは識字障害や発達性協調運動障害などの可能性があります。識字障害は学習障害の一つで、文字を正しく認知することが出来ず、そのため字を上手く書くことができません。発達性協調運動障害は、体の動きや手先の不器用さや運動技能の弱さが発達早期から極端に現れる発達障害の一種のことです。これらの場合、どれほど叱りつけたところで字はきれいになりません。むしろ「みんなが出来ていることもできない自分はなんてみじめなんだろう」「もう字なんて書きたくない。学校にも行きたくない」という2 次障害を生み出しかねません。
このような場合は医療機関の受診をお勧めしています。理由は2 つあります。1 つ目は適切な治療や教育を受けることで、症状が緩和し、その子が生きやすくなります。薬物療法に抵抗感を持たれる方もいらっしゃると思いますが、症状が劇的に改善する可能性もあります。医師と相談の上で検討する価値は十分あると思います。2 つ目の理由として、証明書を提出することで適切な配慮を受けやすくなります。外因でも合理的配慮の話をしましたが、内因の場合、証明書を見せることでスムーズに話が進みます。現代ではタブレットの授業も普及しているため、文字はキーボード入力する、音声読み上げ機能を積極的に使う等の外部機器を用いた学習がしやすくなっています。担任の先生の力量にもよりますが、クラスメイトからの理解も得られるでしょう。そういった環境では2 次障害も起こりにくいです。
今回は上手く字を書くことができない理由として外因と内因に分けて説明しました。先にも書きましたが、まずは外因として考えられるものはないかよく探してみてください。「ふざけているからだ」「真剣にやっていないから」等、子どもの問題というのは内因ばかり注目されてしまいます。初めに彼らを取り巻く環境に目を向け、そこに問題がないのかを吟味することが大切なのです。
まずはお気軽にご相談くださいね。
ハートライン東京クリニック 板橋分院
管理者 医師 太田陽子
学校に行きたくない気持ちの把握を行い、心身の状態を改善していきます。
家や部屋から出たくないというお子様の考えがどこから来ているのかを明らかにしていきます。対話をすることによって少しずつ変化が現れていきます。
家の中では普通に話すことができるのに、他の人の前では急に話せなくなってしまう状態です。普段の自分を出すようなトレーニング・サポートをしていきます。
こどもの学習能力の伸びが見えにくい場合にカウンセラーが楽しく遊びながら学ぶ喜びを感じてもらいます。
自閉スペクトラム症は人と接する時に人間関係を良好にするのが得意ではない、また自分自身の強いこだわりが発生してしまう発達障害の一つです。療育によって改善が見込まれます。
ふさぎ込んでいる気持ちを改善するためには少なからず周りのサポートが必要となります。どのようにサポートするかを伝えていきます。
嫌なことを考えた時に、まばたきを繰り返したり、早く首を振ったりするなどの行動がでます。正しい対応にて癖を減少させます。
「ゲームをしたい欲求を抑えることが出来ない」状態をゲーム障害と呼びます。
およびゲーム依存と言います。
当院のカウンセリング、オリジナルプログラムで改善を測ります。
日本では 「注意欠陥・多動性障害」と言われ、注意力や落ち着きの無い症状を指します。薬と行動療法による治療を行います。
子ども頃見過ごされたADHDが、大人になった時にご本人やご家族が違和感を持つようになり、発覚する事もございます。