東京都板橋区高島平7-35-16 春日ビル1F
皆さんのお子さんや周りの子ども達はどんな子ども達ですか?明るく、元気いっぱいの子どもから、内気な子どもまでバラエティーに富んだ子どもたちがいるのではないでしょうか。子ども達の性格や気質が多少周囲とは違っていても、「個性」ととらえることができるでしょう。しかし、それが学校や家庭で問題を引き起こしている際にはそんな悠長に考えることはできませんよね。今回は「周囲を気にするあまり話すことができない」、場面緘黙について解説していきたいと思います。
場面緘黙とは、「特定の場所」でのみ話をすることができなくなってしまう病気のことです。特定の場所とは学校や幼稚園、習い事教室など、家族以外の人が集まるコミュニティと考えてもらえればわかりやすいですね。自宅で家族と話す分には問題ありません。むしろよく話すという事例の方が肌感覚的に多い気がします。私の知っている子は、学校で話せない分、親御さんにマシンガンのように話しまくっていました。学校で嫌だったことを毎日ぶつけられ、ヘトヘトになっている親御さんもいました。原因はよくわかっていませんが、「話すことで注目を集めてしまう」「人からどう思われるかがわからず怖い」という心理から話をできない状態になってしまうと考えられています。
場面緘黙のお子さんへのかかわり方として、日常会話ではクローズドクエスチョン(「はい」か「いいえ」で答えられる質問)をする、ジェスチャーをうまく使って答えさせるなど、言葉を使わなくてもいいコミュニケーションを心がけましょう。これは学校の先生の協力が必要不可欠になります。適切な支援を求めることは間違っていることでも恥ずかしいことでもありません。声を大にして言いましょう。そして精神科医や心理師の指導の下、「話す練習の場」を作ってあげましょう。プレイセラピーを実施している病院やクリニックがあれば取り入れているのもいいかもしれません。一番信頼している先生や友達と、スモールステップ(低い段階から少しずつハードルを上げていくこと)で、初めは同意の時のみ「ん」と声を出してみるところから始め、だんだんと話す文字数や人数を増やしていきます。「話せた」という成功体験と「話しても自分が思っていた怖いことが起きない」という事実を長い年月をかけてお子さんの中に蓄積していくのです。気の遠くなるような話ですが、進級や進学のタイミングでスッと話し始める子もいますので、根気強く待ってあげてください。
言わずもがなですが「無理に話させようとしない」ことが大切です。たまに「そんなのは甘え」「無理やりにでも話させないと将来大変になるのはこの子」等と根性論を持ち出す先生や親御さんがいらっしゃいますが、絶対にやめてください。そんなことで話すことができるくらいならとっくに話しています。例えば皆さんは外国語を話したいと思った時にすぐに海外に行きますか?周りの人が何を言っているかわからない、自分も言いたいことが言えない環境の中で、「楽しい!」「もっと話したい!」と思えますか?まず無理でしょう。そんな環境では、話す気力が失せます。「自分にはできない」と思わせること、そのような環境を提供してしまうことで子ども達の口は固く閉ざされてしまいます。
確かに「人と円滑にコミュニケーションを図ることができない」ことは、その子の人生の選択肢をグッと狭めてしまうかもしれません。しかし今どき、人とコミュニケーションを取らずとも暮らしていくことは可能です。周囲の「話せるようにさせなきゃ」という思いがプレッシャーとなり、枷となっている可能性もあります。その子が変わることを願うよりも、まずは周囲の大人がその子を受け止め、認めていくことが大切です。「どうしたらこの子が楽しく過ごせるか」「何がこの子のためになるのか」を考えていくことの方がよっぽど重要です。目の前の子どもと向き合い、信じてあげることが周りの大人にできる最大の支援であると思います。
まずはお気軽にご相談くださいね。
ハートライン東京クリニック 板橋分院
管理者 医師 太田陽子
学校に行きたくない気持ちの把握を行い、心身の状態を改善していきます。
家や部屋から出たくないというお子様の考えがどこから来ているのかを明らかにしていきます。対話をすることによって少しずつ変化が現れていきます。
家の中では普通に話すことができるのに、他の人の前では急に話せなくなってしまう状態です。普段の自分を出すようなトレーニング・サポートをしていきます。
こどもの学習能力の伸びが見えにくい場合にカウンセラーが楽しく遊びながら学ぶ喜びを感じてもらいます。
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嫌なことを考えた時に、まばたきを繰り返したり、早く首を振ったりするなどの行動がでます。正しい対応にて癖を減少させます。
「ゲームをしたい欲求を抑えることが出来ない」状態をゲーム障害と呼びます。
およびゲーム依存と言います。
当院のカウンセリング、オリジナルプログラムで改善を測ります。
日本では 「注意欠陥・多動性障害」と言われ、注意力や落ち着きの無い症状を指します。薬と行動療法による治療を行います。
子ども頃見過ごされたADHDが、大人になった時にご本人やご家族が違和感を持つようになり、発覚する事もございます。