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学校への行き渋り | 板橋区志村のハートライン東京クリニック

学校への行き渋り

2022.04.19 お役立ち情報

学校へ行き渋りを始めたら?

皆さんのお子さんは毎日元気に学校へ通っていますか?学校では教科学習はもちろんのこと、集団生活や対人関係の築き方等を経験することができます。いろいろなお子さんや先生等、多種多様な人との関りが持てる反面、うまく適応できない、挫折感や劣等感などを感じすぎて学校に通うことができなくなってしまうお子さんもそう珍しくはありません。今回は「もし我が子が学校へ行きたがらなくなったら?」をテーマにお話が出来たらと思います。

意識改善が必要

子どもが学校へ行きたがらなくなった時に、保護者の多くがしてしまいがちなことは「無理やり行かせる」ことです。私自身も「なるべく学校に行かせた方がいい」とは思いますがそれは大人のエゴ。子ども達には子どもたちなりの理由があります。その理由を聞きだしてから「学校に行かせるかどうか」を決めていきましょう。

例えば学校に行きたくない理由が「テストがあるから」だとしましょう。大人からすれば「くだらない」「今後もテストがあるたびに休むのか」「心が弱すぎるのでは?」と思う方もいらっしゃるでしょう。お気持ちはすごくわかります。ですが、子ども達の発言には往々にして「語らない言葉」があるのです。もしかしたら「テストで悪い点を取ると過度にご両親に怒られる」かもしれませんし、「別の理由があるけど、大人に言いたくないからテストのせいにしている」かもしれません。私なら子どもとじっくりと話し合い、「今度からは強く言いすぎないように注意する」「別室でテストを受けさせてもらえるように先生に話してみる」等、落としどころを決め、その日は学校に行ってもらいます。その後学校の先生に相談して、「学校に行きたくない理由」を検討していきます。本当にテストが嫌ならば、学習についての見直しと保護者そして教員の意識改善が必要になってきます。別のことが理由ならば、それについて解決していく必要があります。

自分で解決していける力をつけさせていく

この話をすると「自分一人で解決させないと精神が育たない」といった趣旨の主張をされる方もいらっしゃいますが、子ども達はまだ「問題を解決するための引き出し」をあまり持っていません。今回のようなことを通して、「困ったときにはどうすればいいか」「どうしたら問題を解決できるか」を子どもの目の前でやってみせ、その後少しずつ自分で解決していける力をつけさせていくべきだと考えます。

一度学校を休み続けてしまうと、復帰するのに多くの時間がかかってしまいます。もしかすると二度と学校に行けなくなってしまうかもしれません。「学校に行っていなかった」ことは人によってはプラスに働く場合もあるかもしれません。しかしほとんどの人にとってはマイナスな部分になるでしょう。人との関りに苦手意識を持つかもしれません、学力不足でなりたい職業になれないかもしれません、「生きたい」という希望すら持つことができなくなるかもしれません。そうなってしまった時に、私たちは責任を取ることができません。しかし「学校に行きたくないなー」という段階ならまだいくらでも介入の手段はあります。

こうなってしまっては遅い

私の受け持った子で、小・中と学校に行けなくなってしまったお子さんがいました。高校は通信制に通っていましたが、高校3年生で割り算や掛け算、漢字の書き取りができませんでした。大学進学を目指して勉強していましたが、基礎的な部分が抜けているためなかなか成績が伸びず、すべてをあきらめフリーターとして暮らしています。そんな彼がよく口にする言葉が「こんなことになるなら学校に行っておけばよかった」「自分に合ったとことを探せばよかった」でした。彼に対して私たちが提供できるものは何もありませんでした。こうなってしまっては遅いのです。

人生は大きく変わります

日本では「学校に行って当たり前」「みんなが同じことをすることに価値がある」という思想がまだまだ強いです。特出した経験を除いて、「普通」のレールから外れてしまうと世間からの風当たりは強くなります。無理に学校に行かせろとは言いません。どうして学校に行きたくないのか、どうしたら学校に行けるようになるのか、どの部分が課題となっているのかをしっかりと見極めていき、早期対応してあげてください。きっとその後の人生は大きく変わりますよ。

 

まずはお気軽にご相談くださいね。

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ハートライン東京クリニック 板橋分院

管理者 医師 太田陽子

診療科目
MEDICAL DEPARTMENT


  1. 不登校・引きこもり改善

    学校に行きたくない気持ちの把握を行い、心身の状態を改善していきます。
    家や部屋から出たくないというお子様の考えがどこから来ているのかを明らかにしていきます。対話をすることによって少しずつ変化が現れていきます。


  2. 選択性緘黙
    (場面緘黙-ばめんかんもく-)

    家の中では普通に話すことができるのに、他の人の前では急に話せなくなってしまう状態です。普段の自分を出すようなトレーニング・サポートをしていきます。


  3. 限局性学習症
    (学習障害)
    発達障害

    こどもの学習能力の伸びが見えにくい場合にカウンセラーが楽しく遊びながら学ぶ喜びを感じてもらいます。


  4. 自閉症スペクトラム
    (アスペルガー症候群)

    自閉スペクトラム症は人と接する時に人間関係を良好にするのが得意ではない、また自分自身の強いこだわりが発生してしまう発達障害の一つです。療育によって改善が見込まれます。


  5. うつ病

    ふさぎ込んでいる気持ちを改善するためには少なからず周りのサポートが必要となります。どのようにサポートするかを伝えていきます。


  6. チック障害

    嫌なことを考えた時に、まばたきを繰り返したり、早く首を振ったりするなどの行動がでます。正しい対応にて癖を減少させます。


  7. ゲーム依存

    「ゲームをしたい欲求を抑えることが出来ない」状態をゲーム障害と呼びます。
    およびゲーム依存と言います。
    当院のカウンセリング、オリジナルプログラムで改善を測ります。


  8. ADHD
    (注意欠陥・多動性障害)

    日本では 「注意欠陥・多動性障害」と言われ、注意力や落ち着きの無い症状を指します。薬と行動療法による治療を行います。

  9.  


    知的障害

    子ども頃見過ごされたADHDが、大人になった時にご本人やご家族が違和感を持つようになり、発覚する事もございます。