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授業中の離席はどう対応するか | 板橋区志村のハートライン東京クリニック

授業中の離席はどう対応するか

2022.02.27 お役立ち情報

授業中の離席

保護者の方々から寄せられる授業中の困りごととして、結構多くあげられるのが「授業中の離席」です。単純に授業がつまらない、先生が嫌いで困らせてやりたい、集中が続かず目に入ったものや聞こえた音に注意が向けられふらふらと席から立ちあがってしまう等様々な理由があると思います。急に離席をするともちろん先生は注意するでしょう。先生も人間ですから、「自分の言うことを聞いてくれない子」「問題行動をする子」に対して嫌悪感を抱くかもしれません。子どもは離席自体を悪いことと自覚していない場合もありますので、「なんで自分は怒られているんだろう」→「自分は嫌われているんだ」→「じゃあ私も先生のことが嫌い」もしくは「自分はなんてダメな奴なんだろう」と感じるかもしれません。このように学校で先生と子どもの関係性に開きが出てきてしまい、うまく適応した学校生活を送ることが困難になる場合もあります。今回は「授業中の離席はどう対応するか」について、離席の背景とその対応についてお話していきます。

離席をする場合には、、、

離席をする等の問題行為を行う子どもに対しての対応は「教卓の前に席を固定する」です。これは視野のほとんどを黒板や先生で埋め尽くし、ほかの視覚的情報を入れないようにし、先生が常にその子に意識を向けることができるため、よく行われています。確かに、外からの刺激に敏感に反応してしまうお子さんに対しては有効だと思います。しかし、毎回席が教卓の前だとクラスメートから「あいつは問題児だから前にいるんだ」と思われてしまいますし、その子自身も「自分ができない奴だから、この席なんだ」と感じさせてしまいます。例えば、「授業中にお手伝いをしてもらう」「前の時間のノートを見せてもらう」等、クラスメートによって様々な理由付けを行ったり、教卓の前だけではなく、その一つ後ろの席や、離席傾向が落ち着いてきたら真ん中の席にする等、離席児童やクラスメート達の状況をよく見て対応していく必要があります。また、クラス目標や書道などの掲載物を少なくすることも効果的です。

先生が嫌いまたは授業がわからない

先生が嫌い(相性が悪い)、もしくは一生懸命聞いているけど授業がわからないという場合で、学校から特に配慮を行ってもらえない場合は、転校や通級、支援学級への移動も視野に入れた方がいいかもしれません。もちろん本人の意向はとても大切ですし、「授業に集中できないなら支援級へ行った方がいい」というのは暴論です。「先生との相性が悪いくらいで大げさだ」という意見もあるでしょう。しかし、様々な状況を総合的に考えて決断すべきです。親御さんについても、かなり抵抗があるでしょう。私の周りの保護者の皆様も、「私の子どもは障害があるわけじゃないから、特別な支援を受ける必要はない」「先生が変われば問題なく学校に行ける」と話されていた方はたくさんいらっしゃいました。保護者の方々の主張や気持ちは痛いほどわかります。しかし、考えてほしいのは、「この子の将来はどうなるのか」「どんな環境がこの子にとって居心地がいいのか」ということです。お子さんは成長するにつれて様々なこと、かつ複雑なことを求められます。今の段階で授業についていけないなら、この先はもっと苦しい思いをするかもしれません。「先生が嫌いだけど、頑張って学校行ってた」子の心が切れてしまい、先生が変わっても学校に行けなくなってしまった子が何人もいました。実際に行動を起こさずとも「こんな選択肢もあるんだよ」と子ども達に提示してあげるだけで、子ども達の心はグッと軽くなります。「離席」は子ども達からの「限界」のサインかもしれません。決して軽視することなく、受け止めてあげる必要があります。

脳機能

脳の機能的な問題で離席を行っている可能性もあります。「座っていたいけど、体が動いてしまう」というように、自分で自分をコントロールすることができない場合です。学校での問題の際に先生方やスクールカウンセラーから色々なお話を聞けると思いますが、個人的にはまずは小児科を受診することをオススメします。もしも注意欠陥多動性障害(ADHD)の診断がついた際には、薬の処方や社会的サービスを受けることができます。お子さんの生活も随分と楽になることでしょう。こちらについても保護者の皆様がすぐに納得し、受け止めるのは時間がかかるかもしれません。しかしながら高校・大学、就職の際にどうしようもなくなってからでは遅いのです。早い段階で薬での治療、放課後等デイサービスでの療育を受けることが出来たら、その子の選択肢はグッと広がっていきます。

本日は「授業中の離席はどう対応するか」について、離席の背景別にその対応についてお話させていただきました。上に書かせていただいた内容はほんの一例で、お子さんによって様々な背景や理由があるでしょう。決して保護者の皆様だけで抱え込むことなく、学校の先生やカウンセラー等のリソース(資源)をうまく使いながら、より子ども達が楽しく暮らしていけるような道を探してあげてください。

 

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ハートライン東京クリニック 板橋分院

管理者 医師 太田陽子

診療科目
MEDICAL DEPARTMENT


  1. 不登校・引きこもり改善

    学校に行きたくない気持ちの把握を行い、心身の状態を改善していきます。
    家や部屋から出たくないというお子様の考えがどこから来ているのかを明らかにしていきます。対話をすることによって少しずつ変化が現れていきます。


  2. 選択性緘黙
    (場面緘黙-ばめんかんもく-)

    家の中では普通に話すことができるのに、他の人の前では急に話せなくなってしまう状態です。普段の自分を出すようなトレーニング・サポートをしていきます。


  3. 限局性学習症
    (学習障害)
    発達障害

    こどもの学習能力の伸びが見えにくい場合にカウンセラーが楽しく遊びながら学ぶ喜びを感じてもらいます。


  4. 自閉症スペクトラム
    (アスペルガー症候群)

    自閉スペクトラム症は人と接する時に人間関係を良好にするのが得意ではない、また自分自身の強いこだわりが発生してしまう発達障害の一つです。療育によって改善が見込まれます。


  5. うつ病

    ふさぎ込んでいる気持ちを改善するためには少なからず周りのサポートが必要となります。どのようにサポートするかを伝えていきます。


  6. チック障害

    嫌なことを考えた時に、まばたきを繰り返したり、早く首を振ったりするなどの行動がでます。正しい対応にて癖を減少させます。


  7. ゲーム依存

    「ゲームをしたい欲求を抑えることが出来ない」状態をゲーム障害と呼びます。
    およびゲーム依存と言います。
    当院のカウンセリング、オリジナルプログラムで改善を測ります。


  8. ADHD
    (注意欠陥・多動性障害)

    日本では 「注意欠陥・多動性障害」と言われ、注意力や落ち着きの無い症状を指します。薬と行動療法による治療を行います。

  9.  


    知的障害

    子ども頃見過ごされたADHDが、大人になった時にご本人やご家族が違和感を持つようになり、発覚する事もございます。