東京都板橋区高島平7-35-16 春日ビル1F
こんにちは!
板橋区にあるハートライン東京クリニック板橋分院です。
今回はソーシャルスキルトレーニグに関してお話をさせていただきます。
ソーシャルスキルトレーニングをご存知ですか?
発達障害のあるなしに関わらず、対人関係をうまくやっていくためには、ソーシャルスキルトレーニングが効果的です。
ソーシャルスキルトレーニングを行うことで、状況に合わせた対応が身に付き、実際の日常生活をトラブルなく楽しく過ごすことができるようになります。
ソーシャル・スキル・トレーニング(Social Skills Training)は、簡単に言うと、他の人とうまくやっていくための話し方や行動を練習することです。
定義はいくつかありますが、社会生活技能訓練や生活技能訓練と訳されていて、認知行動療法による支援方法となります。
もともとは障害のある人を対象に開発されましたが、現在では医療機関や社会復帰施設、就労支援機関、教育機関など、いろいろな人を対象に取り入れられています。
発達障害などの特性を持った子供が対象の場合、園や学校などの様々なシチュエーションでのコミュニケーションの取り方を中心に、子供自身がどうやって行動するのが良いかを練習して学びます。
発達障害の子供は、コミュニケーションが苦手だったり、周囲の状況を読み取ったり、自分の感情をコントロールすることが難しかったりします。
ソーシャルスキルトレーニングでは、園や学校でお友達と上手に遊べない、先生の話を聞くことができない、一人で勝手に行動するといった特性のある発達障害の子供も、練習をくり返すことによって行動が変化し、社会性も高まるので楽しくのびのびと過ごせるようになります。
まずは、子供が実際に困っている状況を把握し、優先順位の高い状況を想定して取り組みます。
トレーニングでは、困っている状況ではどのような行動が適切なのかを頭で理解してもらいます(教示)。その後、お手本を見て真似をしてもらいます(モデリング・リハーサル)。その都度、できた行動に対してほめたり修正したりして振り返ります(フィードバック)。そのトレーニングを繰り返し、相手や場所、少し違う似た状況でも同じように対応できるようにさらに練習します(般化)。
詳しく見ていきましょう。
園や学校などで、お友達との遊び方やお話の聞き方、トラブルになりやすい状況を想定し、言葉だけでなく絵カードや遊びを通して、その状況とどのような言葉や行動が適切なのかを子供に理解してもらいます。
それぞれの状況に合った手本となる言葉や行動を見せ、真似をしてもらったり、その状況で良くない言動の何が問題か考えてもらいます。
そして、その状況に合った言動を真似することで、よい結果になるところまで体験してもらいます。
教示やモデリングで学んで理解した適切な言葉や行動を、実際の状況でくりかえし練習します。ロールプレイをしたりもします。
子供がモデリングやリハーサルで学んだ言葉や行動ができたら、ほめたり修正したりします。
子供がモデルとなる行動をとりたくなるように働きかけます。
トレーニングで学んだスキルを、実際の日常生活の場面で行えるようにチャレンジさせ、できるようになったら、今度は少しずつ状況を変えて、くりかえしトレーニングします。
リハーサルではできても、実際の場面ではできないこともあります。周囲は、子供がスムーズに日常生活でもトレーニングの成果を出せるように環境を整える必要があります。
適切な言動をただ練習をするだけでは、ソーシャルスキルトレーニングの効果はありません。
それぞれの子供の特性を理解し、その子供がいつ、どこで、何に困っているのかをしっかり把握してからトレーニングを始めることが重要です。
トレーニングで学んだスキルを日常生活で発揮できるように、学んだスキルが使えるのはどんな状況かを考えさせたり、日常のコミュニケーションに関わる言動を記録させて振り返ることも大切です。
なによりも、トレーニングを行う人はそれぞれの子供の特性を理解し、子供に対して明るく受け入れる態度で接し、トレーニングを楽しく行う努力が必要です。
実施している機関や施設によって内容は多少違いますが、ソーシャルスキルトレーニングの効果と内容、注意点の基本的なことをご説明しました。
お子様が楽しくのびのびと過ごせるようにトレーニングを取り入れてみてくださいね。
板橋区にある当クリニックでは、お子様それぞれの特性に合わせてプログラムを考え、実施しています。ソーシャルスキルトレーニングについても、より詳しくご説明いたします。
お気軽にお問い合わせくださいませ。
ハートライン東京クリニック 板橋分院
管理者 医師 太田陽子
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