東京都板橋区高島平7-35-16 春日ビル1F
こんにちは!
板橋区にあるハートライン東京クリニック板橋分院です。
本日は発達障害のトレーニングに関してお話をいたします!
発達障害があってもなくても、子供は大きな声で騒いだりかんしゃくを起こしたりと、してほしくない行動をとることがあります。
そんな子供に対して、ついつい感情的に怒ってしまったり、どうしていいのかわからず途方にくれたりしてしまいませんか?
してほしくない行動が目についてしまいがちですが、その行動に対してアプローチしていても解決しません。ペアレントトレーニングでは、よい行動・もっと回数を増やしたい行動に注目することから始まります。
ペアレントトレーニングとは、ADHDなどの発達障害の子供だけでなく、すべての子供の保護者を対象として、保護者の子育てスキルをトレーニングする親子プログラムです。
もともとは、障害がある子供の保護者のためのトレーニングとして、1960年代にアメリカで発展しました。支援機関で行われているような発達支援を、家庭でも行うことが目的でした。
現在は、発達障害の子供だけでなく、その疑いのある子供、不登校や非行を繰り返す子供、虐待を受けた子供など、それぞれに応じたプログラムがあり、すべての子供と保護者を対象としています。
ペアレントトレーニングを行う職種に決まりはありませんが、養成研修などを受講した子供の発達支援に携わるスタッフになります。
ペアレントトレーニングでは、保護者が日常生活で子供にうまく関わることで、子供の行動をポジティブに変えて、日常生活での子育ての困りごとを減らしたり、発達を促したりすることを目的としています。
2019年の厚生労働省の障害者総合福祉推進事業で、基本的なプラットホームが明示され、全5回以上で1回90~120分程度となっています。
トレーニングのスタイルは、講義やグループワーク、ロールプレイで行われます。
板橋区の当クリニックでは、独自の方法も取り入れて行われます。それぞれのご家庭やお子様に合わせた対応策を一緒にトレーニングしていきます。
ペアレントトレーニングのプログラムは様々なところで行われていますが、共通の部分(コアエレメント)があります。「よい行動探しとタイプ分け」「行動の理解」「環境調整」「ほめることと計画的な無視」があります。
子供を観察し、もっと回数を増やしたい行動なのか、減らしたい行動なのか、危険で絶対にしてほしくない行動なのかを見極めます。「よい行動」「よくない行動」「絶対にいけない行動」の3タイプに整理し対応方法を考えます。
保護者が行動理論を知り、子供がなぜその行動をしたのか、なぜ続けるのかを理解します。
子供の「よい行動」を増やすために、家や学校などの環境を特性に合わせて整えます。お手伝いや勉強に集中できるようにおもちゃやテレビを見えなくしたり、ルールを貼りだしたりします。
基本的には、子供の行動に対してほめることを中心に考え、保護者が落ち着いて対応できるようになることを目指します。
効果的にほめるには、声の大きさや声をかけるタイミング、言い方、強化子(子供が喜んだりうれしいと感じるものやこと)などのテクニックを知る必要があります。
「よい行動」に対しては、CCQというテクニックで関わり、強化子をうまく取り入れて、よい行動を増やしていきます。強化子は、お菓子やおもちゃなどのものだけでなく、ほめ言葉やなでてもらうことも含まれます。
「よくない行動」に対しては、よい行動がみられるまで計画的に無視して待ったり、環境調整をしたりする方法を学びます。
よくない行動を繰り返す場合、何かが強化子になっていないか対応方法を見直す必要があります。怒られることは関心を向けられることなので、よくない行動をして怒られることが強化子になっていることがあるのです。
そのため、計画的に無視することがよくない行動への対応として大切ですが、ただ無視するだけでなく、事前にしてはいけない理由や別のよい行動をわかりやすく説明するなども必要になります。
基本的な対応では効果が足りない場合、オプションとして「個別の目標設定」「園や学校との連携」「代替行動を考える」「保護者のストレスマネジメント」「トークンエコノミー」「プレマックの原理」などがあります。
また、「絶対にいけない行動」への対応はコアエレメントに含まれていません。子供や周囲に危険が及ぶ行動が、環境調整や言葉で伝えても改善しない場合、「警告」や「タイムアウト」という対応をすることがあります。子供に悪影響を与える可能性もあるので、必ず専門家に学ぶ必要があります。
子供本人が危険になる行動や、他の子供を傷つける可能性がある行動に対しては、タイムアウトという対応をとります。目的は、興奮していたり危険な行動をとる子供を落ち着かせて、行動の悪化を防ぐことです。
方法は、危険な行動が見られたらその行動をやめてほしいと伝え、続けてその行動をするならタイムアウトすることを予告します。
それでも危険な行動が見られたら、その場から子供を離し、保護者も離れます。数分程度子供が暴れても安全で、ひとり遊びなどができない退屈な環境で、子どもが落ち着くのを待ちます。タイムアウトの前後で怒鳴ったり説教したりはしません。
落ち着いたらほめて、ルールを伝えてもとの環境に戻ります。
トークンとは、記念品やしるしという意味で、ペアレントトレーニングでは子供が望むものやこと(強化子)と交換できるものです。よい行動ができたらシール1枚で、シールを10枚集めたら好きなおやつと交換できるというようなやり方です。
トークンや強化子をやみくもに取り入れても効果がないので、保護者は子供への説明やタイミング、量などを理解して利用する必要があります。
よく見られる行動と、増やしたい行動をセットにするやり方です。例えば、「宿題をしたらゲームをしてもいいよ」「お片付けをしたらお菓子を食べよう」などがプレマックの原理と言われる方法です。
板橋区にある当クリニックでは、診断と合わせてカウンセリング、ペアレントトレーニング、学習トレーニング、ゲーム依存症に対するプログラムを提供しています。お子様一人ひとりに合わせた対応方法を保護者の方と一緒に考えていきます。
当院では、各家庭のお子様一人ひとりに合ったペアレントトレーニングを行っています。
まずはお気軽にご相談くださいね。
ハートライン東京クリニック 板橋分院
管理者 医師 太田陽子
学校に行きたくない気持ちの把握を行い、心身の状態を改善していきます。
家や部屋から出たくないというお子様の考えがどこから来ているのかを明らかにしていきます。対話をすることによって少しずつ変化が現れていきます。
家の中では普通に話すことができるのに、他の人の前では急に話せなくなってしまう状態です。普段の自分を出すようなトレーニング・サポートをしていきます。
こどもの学習能力の伸びが見えにくい場合にカウンセラーが楽しく遊びながら学ぶ喜びを感じてもらいます。
自閉スペクトラム症は人と接する時に人間関係を良好にするのが得意ではない、また自分自身の強いこだわりが発生してしまう発達障害の一つです。療育によって改善が見込まれます。
ふさぎ込んでいる気持ちを改善するためには少なからず周りのサポートが必要となります。どのようにサポートするかを伝えていきます。
嫌なことを考えた時に、まばたきを繰り返したり、早く首を振ったりするなどの行動がでます。正しい対応にて癖を減少させます。
「ゲームをしたい欲求を抑えることが出来ない」状態をゲーム障害と呼びます。
およびゲーム依存と言います。
当院のカウンセリング、オリジナルプログラムで改善を測ります。
日本では 「注意欠陥・多動性障害」と言われ、注意力や落ち着きの無い症状を指します。薬と行動療法による治療を行います。
子ども頃見過ごされたADHDが、大人になった時にご本人やご家族が違和感を持つようになり、発覚する事もございます。