東京都板橋区高島平7-35-16 春日ビル1F
こんにちは!東京都板橋区にあるハートラインクリニック東京板橋分院です。
ゲーム障害と聞いて、「ゲームにハマってる状態」と軽く考えていませんか?
しかし、「ゲーム障害」はゲームに依存している病気なのです。
依存症というとアルコール依存症をよく耳にすると思いますが、ゲーム障害も依存症なので、治療をしなければ悪化し日常生活が送れなくなります。
オンラインゲームの盛んな韓国では、ゲームが原因で未成年者や20代の死亡事故が起こり社会問題となっているのです。
ここでは、ゲーム障害とはなにか、その原因や兆候、そしてゲーム障害の予防について見ていきましょう。
「ゲーム障害」とは「ゲーム依存症」とも言われ、オンラインゲームやパソコン、スマートフォンを使ったゲームにハマり、ゲーム中心の生活が続き、健康や社会生活に悪影響が出ている状態です。
「ゲーム障害」は、2019年に世界保健機構(WHO)が正式に病気として認めました。WHOでは、ゲーム障害とは「ゲームの時間をコントロールできない」「学校や仕事などの社会生活よりもゲームを優先する」などの症状が12か月以上続いていると定義しています。幼児期などから症状が出ており重症の場合は、12か月以下でもゲーム障害と診断されることがあります。
誘惑の多いゲームですが、ゲームをしている全ての人がゲーム障害になるわけではありません。どうして、ゲーム障害になってしまうのでしょうか?
それには、3つの理由が考えられます。
詳しく見ていきましょう。
本来ゲームは、手軽な気分転換やゲームを通じてコミュニケーションができる遊びです。しかし最近のゲームは、多くの人に1分でも長くゲームをしてもらうために、あの手この手でゲームにのめり込ませます。そのため、子どもだけでなく大人も依存しやすい仕組みになっています。
ゲームのキャラクターと自分を同一視しやすいため、ゲームをクリアした時の達成感やレベルアップに喜びを感じ、もっとゲームがしたくなります。
また、コレクション要素のあるゲームも魅力的です。特定のカードで強くなったり、数種類のカードを使うことでレベルが上がったりします。芸術的なイラストや特典などもコレクション欲をかき立てます。
そして、ゲーム内のコミュニティで友達を作ることができたり、協力してプレイしたりすることができます。チームでの自分の役割があることで必要とされていると感じ、やめにくく長い時間続けてしまいます。
ゲームがいつでもできる状況は、ゲームに依存しやすい環境と言えます。
特に子どもの場合、親が忙しく1人の時間が多かったり、個室にゲーム機があり自由にできたりという環境は、しなければならないことをせず、簡単に長い時間ゲームをしてしまいます。
また、スマホのゲームやSNS専用ゲームであるソシャゲは、いつでもどこでも簡単にゲームができるため、とても依存性が高いと言われています。
ハマるゲームは、おもしろくて刺激的で、興奮します。すると、脳はドーパミンという気持ちがよくなる物質を出します。ドーパミンが出ることで、ますますゲームをしたくなります。しかし、適度にゲームをしてれば、人間の身体はバランスをとろうとするので、ドーパミンを抑える機能が働きます。
しかし、刺激がほしくてゲームをし続けると、脳は理性の働く部分より、本能や感情が働く部分に支配されます。こうなってしまうと、ゲームをしたいという欲求のまま行動してしまいます。
子どもの場合、理性の働く部分の発達が充分ではないため、大人よりもゲーム障害が起こりやすく、重症になる可能性があると言われています。
ゲームに依存してしまうと、子どもはどのようになるのでしょうか。
ゲーム障害になり起きた問題を調査した結果では、欠席、ひきこもり、退学、暴力など、日常生活に支障のある行動が見られています。
ゲーム障害になるかもしれないサインに早く気づき、早く対処することが大切です。
ゲームに依存し始めている子どもは、ゲーム時間を気にしません。夜中まで長時間ゲームをしていたり、布団に入って隠れてスマホでゲームをしていたりするため、睡眠不足のことが多いようです。
友達と出かけたりスポーツをしたりすることに興味を示しません。ゲームに依存しているため、絶えずゲームのことを考え、ゲームよりもやりたいことがないのです。
宿題や手伝いなど、しなければならないことがあっても、嘘をついてゲームをしようとします。そのような状況が続けば、当然学力は低下してしまいます。
ゲームには暴力描写が過激な内容のものも多くあります。そのようなゲームをし続けていると、プレイヤーも影響を受け、攻撃性が高まるという研究結果があります。
また、ゲームの影響で、脳の理性の部分が働きにくくなるため、自分の思い通りにならないことがあると、物にあたり壊したり、家族に対して暴言をはいたりすることが増えてきます。
ゲーム障害から子どもを守るために、予防方法を知っておきましょう。
年齢が低ければ低いほど、ゲームの影響は強く、ゲーム障害も重症化しやすいと言われています。できる限り、ゲームをやり始める年齢を遅くしましょう。
すでにゲームをしている子どもの場合は、いつ・どのくらい・どこで・何のゲームをしているのかを把握しましょう。
保護者が一方的にチェックするよりは、子どもと一緒に1日のゲーム時間を計算したり、ゲームをしすぎることでできないことを話し合うことも大切です。
また、最近のゲーム機やアプリには、プレイ時間が確認できる機能があります。
以下は一部ですがご紹介します。
ゲーム機内の「思い出きろく帳」で、ゲームをしていた時間などがグラフで表示されます。
ゲーム機ではなく、アプリで子どもがゲームをしている時間などを確認することができます。
保護者のデバイスから、子どものアプリや利用時間の上限を設定し、管理することができます。
ゲームの状況を把握したら、ゲームをするルールを決めましょう。
利用時間や時間帯を決める、隠れてゲームができないリビングにゲーム機を置く、スマホはベットに持ち込まないなど、具体的に決めることが大切です。そして、このルールは家族全員で守りましょう。
また、ルールづくりの際に重要なのは、子どもの意見を聞き一緒に考えることです。子どもは一緒にルールを作ることで、守ろうとする気持ちが強くなります。
ゲーム以外の生活や遊びを充実させ、楽しみましょう。おしゃべりや旅行、読書や音楽、スポーツなど、インドアでもアウトドアでも、いろいろな体験が子どもの成長を促します。リア充がゲーム障害を予防するのです。
ゲーム内容やゲーム時間は考える必要がありますが、ゲームにも様々な良い影響があります。
1日1時間以内のゲームであれば、子どもの生活の満足度は高くなり、社会性も高まる研究結果があります(Pediatrics.2014)。また、創造力が高まったり(Computers in Human Behavior.2012)、認知能力が上がる(nature)とも言われています。
ゲーム障害ついて理解が深まりましたか?
「うちの子はゲームにハマっているけれど大丈夫かしら」と心配になったかもしれませんが、上手に付き合えば、良い影響もあります。
まずは、子どもと一緒にゲームとの関わり方を話し合い、楽しむためにもルール作りを始めてみましょう。
まずはお気軽にご相談くださいね。
ハートライン東京クリニック 板橋分院
管理者 医師 太田陽子
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