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自閉スペクトラム症の特性とは?具体的な特徴とは?? | 板橋区志村のハートライン東京クリニック

自閉スペクトラム症の特性とは?具体的な特徴とは??

2021.05.10 お役立ち情報
子供 発達障害

こんにちは!

板橋区にあるハートライン東京クリニック板橋分院です。

当院では小児を専門とした発達障害、ADHD、うつ病、不登校の診断、改善を行っております。

本日は自閉症スペクトラム症に関してお話をいたします。

 

自閉スペクトラム症の特性とは?

自閉症

自閉スペクトラム症の子どもによく見られる特性には、大きく分けて2つがあります。ひとつは、社会的なコミュニケーションや対人関係が苦手であること、もうひとつは興味や行動が限られていて特定のパターンをくり返すことです。

自閉症に関してはこちら!

コミュニケーションや人との関係を作るのが苦手

自閉スペクトラム症の子どもは、人に対して興味や関心が弱いため、コミュニケーションの方法や関わり方が独特です。幼児の頃から視線を合わせるのが難しかったり、一人で遊ぶことが好きだったりします。また、他の人の気持ちや表情を読み取ったり、空気を読むことが苦手なため、会話に加わるタイミングが分からなかったり、人を傷つける発言をしてしまうことがあります。

 

行動・興味・活動の偏り

自閉スペクトラム症の子どもは、特定のモノやコトにこだわりを持ち、変化が苦手です。クルクル回るなどの特定の行動や、同じ動画を何十回もくり返して見ることが好きな反面、新しいおもちゃや服、部屋の模様替えを嫌がります。

この特性ゆえに、興味や関心のある分野は得意で、良い結果を出すことが多いのですが、そうでなければ苦手なので、勉強面で苦労することがあります。

 

また、感覚が敏感すぎたり鈍感すぎることもよく見られます。足の裏がつくことがイヤでつま先立ちで歩いたり、触ることや触られることが苦手です。匂いや味、食感、音に対しても、過敏すぎたり鈍感すぎることがあります。

体を動かすことも不器用なため、運動も苦手な場合が多く見られます。

 

自閉スペクトラム症の特に目立つ具体的な特徴は?

自閉スペクトラム症の特性は個人差があるため、強く見られる特性もあれば、全く見られない特性もあります。早ければ乳児期に見られることもありますし、2歳過ぎに特徴が目立ってくることもあります。

 

乳幼児期の特徴

周囲に興味や関心を持たない行動が見られます。

あやしても目が合いにくかったり、指差しや名前を呼んでも振り返らなかったり、ごっこ遊びが好きな年代になっても興味がなかったり、園のみんなと一緒にする行動ができず一人で同じ行動をくり返すことが好きだったりします。

また、言葉が出るのが遅かったり、オウム返し、棒読みの会話など、言葉に不自然さがあったりします。

 

児童期の特徴

学校生活になじむことが難しく、ルール通りにはできますが臨機応変に対応することが苦手です。

友達の表情や態度を読むことができずに一方的に話したりします。話し方が淡々としすぎていたり、自分の気持ちを説明するのが苦手でもあります。

ルールや手順があると行動できますが、ルールが突然変わったり、場所などの状況が変わるとパニックになったり、できなくなったりします。一人で遊ぶことが好きで、電車や数字など狭い範囲の特定のモノに対して没頭します。

 

自閉スペクトラム症の特性を活かして過ごす

自閉スペクトラム症の特性は、子どもによって様々で、強く出る特性もあれば、見られない特性もあります。また、成長によって特性は変化します。

その時々に合ったサポートを受けることで、自閉スペクトラム症の子どもは自分の特性を活かして日常生活や勉強・遊びを楽しめるようになります。大人になってからも、記憶力の良さや課題達成能力の高さを仕事に活かしたり、こだわりの趣味で充実した生活を楽しんでいる方もたくさんいます。

 

自閉スペクトラム症の特性により生活に支障をきたしている場合、自閉スペクトラム症と診断されます。診断されることによって、様々な行政のサービスやサポートを受けることができます。

 

自閉スペクトラム症の特性は診断基準の一つですが、特性が見られても生活に支障がなければ、特性はその子どもの特有の性質、個性と言えます。人と比べてしまうことで生きづらさになることもありますが、発達に優劣があるわけではありません。

 

保護者や周囲は、子どもの特性や個性を理解し、それぞれの子どもに合ったサポートをし、子どもが得意な面を活かせるようにしていくことが大切です。

まずはお気軽にご相談くださいね。

ご予約はこちらから!

ハートライン東京クリニック 板橋分院

管理者 医師 太田陽子

診療科目一覧

診療科目
MEDICAL DEPARTMENT


  1. 不登校・引きこもり改善

    学校に行きたくない気持ちの把握を行い、心身の状態を改善していきます。
    家や部屋から出たくないというお子様の考えがどこから来ているのかを明らかにしていきます。対話をすることによって少しずつ変化が現れていきます。


  2. 選択性緘黙
    (場面緘黙-ばめんかんもく-)

    家の中では普通に話すことができるのに、他の人の前では急に話せなくなってしまう状態です。普段の自分を出すようなトレーニング・サポートをしていきます。


  3. 限局性学習症
    (学習障害)
    発達障害

    こどもの学習能力の伸びが見えにくい場合にカウンセラーが楽しく遊びながら学ぶ喜びを感じてもらいます。


  4. 自閉症スペクトラム
    (アスペルガー症候群)

    自閉スペクトラム症は人と接する時に人間関係を良好にするのが得意ではない、また自分自身の強いこだわりが発生してしまう発達障害の一つです。療育によって改善が見込まれます。


  5. うつ病

    ふさぎ込んでいる気持ちを改善するためには少なからず周りのサポートが必要となります。どのようにサポートするかを伝えていきます。


  6. チック障害

    嫌なことを考えた時に、まばたきを繰り返したり、早く首を振ったりするなどの行動がでます。正しい対応にて癖を減少させます。


  7. ゲーム依存

    「ゲームをしたい欲求を抑えることが出来ない」状態をゲーム障害と呼びます。
    およびゲーム依存と言います。
    当院のカウンセリング、オリジナルプログラムで改善を測ります。


  8. ADHD
    (注意欠陥・多動性障害)

    日本では 「注意欠陥・多動性障害」と言われ、注意力や落ち着きの無い症状を指します。薬と行動療法による治療を行います。

  9.  


    知的障害

    子ども頃見過ごされたADHDが、大人になった時にご本人やご家族が違和感を持つようになり、発覚する事もございます。