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ADHD(注意欠陥・多動性障害)に見られる特徴とは | ハートライン東京クリニック

ADHD(注意欠陥・多動性障害)に見られる特徴とは

2021.04.20 お役立ち情報
発達障害・ADHD

ADHD(注意欠陥・多動性障害)とは

ADHD

ADHD(注意欠陥・多動性障害)とは、発達障害のひとつで、不注意、多動性、衝動性が特徴です。子どもは多かれ少なかれ、不注意や多動性、衝動性が見られますが、ADHDの場合、学校などの社会生活に影響が出ているなどの診断基準があります。

 

どんな特性?

幼稚園や保育園、学校などの集団生活でルールが守れなかったり、じっとしていられなかったりなど、社会生活をおくる上で困る行動があります。逆に、行動力があったり、発想が豊かだったりする特性で活躍している人もたくさんいます。

 

いつわかる?

調査によって幅がありますが、18歳以下ではADHDの有病率は約5%です。しかし、特性は様々で、年齢とともに目立たなくなったり、トラブルまで起こさない場合は気づきにくかったりします。

本人は生きづらさを感じているので、注意深く関わり、その子に合ったサポートをする必要があります。

 

育て方やしつけは関係ない

子どもがじっとしてなかったり、やりたいことをやりたいようにやっていたりすると、周囲には、わがままだ、親の育て方やしつけがなってないなどと考える人もいます。

しかし、ADHDの原因は脳の機能のかたよりと言われています。脳の一部の働きがかたよっていると、感覚を過剰に感じたり、行動をコントロールすることが難しくなります。親のせいでも、子どものせいでもないのです。

 

ADHDとあわせて見られる症状

ADHDのお子さまに、ASD(自閉スペクトラム)やSLD(限局性学習障害)、感覚過敏やチックが見られることがあり、サポート方法や治療法はそれぞれの子どもに合わせた方法が必要となります。

また、ADHDの特性が理解されないことで、子どもは生きづらさやストレスを感じ、自己肯定感の低下からうつ病や不安障害など二次障害になるケースもあります。

 

ADHDの特徴・特性

ADHD(注意欠陥・多動性障害)の主な特性は、不注意、多動性、衝動性です。特性が重なって見られることが多く、それぞれの子どもで特性は違います。

具体的に見てみましょう。

 

不注意とは?

不注意とは、忘れっぽく物をなくす、約束が守れない、集中しづらく気が散りやすい、ケアレスミスが多い、片付けができない、順序立てたり整理整頓ができないなどの特性です。

 

多動性とは?

多動性とは、じっと座っていられない、過度なおしゃべり、静かにしなければならない場所で静かにできないなどの特性です。

 

衝動性とは?

衝動性とは、順番が待てない、気に入らないと乱暴になってしまう、思いついたらすぐに発言する、人をさえぎり自分がやろうとするなどの特性です。

ADHDの詳細はこちら

ADHDとSLD

ADHDのお子さまへの学習支援をしてもうまくいかない場合、SLD(限局性学習症)を重ねて持っていることがあります。ADHDとSLDでは学習面での困りごとが違うため、対応方法も異なります。

 

SLD(限局性学習症)とは?

SLD(限局性学習障害)とは、知的な発達に遅れはないのに、特定のことがうまくできない障害です。小学生になり「読む」「書く」「計算する」などの学習が始まると気づかれやすいと言われています。

これは、本人のやる気の問題ではなく、その学習スキルを行う脳の部分の発達に問題があると言われています。そのため、文字がゆがんだり鏡文字に見えたり、聞こえるのに正確に聞き取れなかったりします。

得意な分野では良い成績のことも多いため、怠けていると思われたり、努力不足だと誤解を受けることがあります。

 

困りごとの違いと対応方法

学習面において、ADHDとSLDの困りごとと対応方法を見てみましょう。それぞれのお子さまに合った支援が必要です。

 

ADHDの特性による学習面の困りごとと対応方法

集中しづらく気が散りやすい特性のため、理解する能力があっても、授業の内容が頭に入らず、勉強に遅れがでたり、課題に取り組むことができません。

学習時は興味を引くような物をなるべく減らし、集中しやすい環境をつくり、課題は短時間でできる量を取り組ませるなどの対応が必要です。

 

SLD特性による学習面の困りごとと対応方法

文字がゆがんで見えたり逆さ文字に見える特性の場合、読み書きや理解に時間がかかります。聞こえるけれど正確に聞き取ることが難しい特性の場合、先生の話を正確に理解したり質問の意味がわからないことがあります。

子どもによって特性が違うため、特性ごとに対応する必要があります。文字が正しく見えず書けない場合、書き写しの負担を減らすためポイントをまとめたプリントを渡したり、なぞり書きなどの練習そします。読むのが難しい場合は、文節などで短く区切って読む練習をします。

板橋区にあるハートライン東京クリニックではADHDの治療サポートをさせていただいております。

ご不明な点があればお気軽にご相談くださいね。

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ハートライン東京クリニック
板橋分院 医師 副院長・管理者 太田 陽子

診療科目
MEDICAL DEPARTMENT


  1. 不登校・引きこもり改善

    学校に行きたくない気持ちの把握を行い、心身の状態を改善していきます。
    家や部屋から出たくないというお子様の考えがどこから来ているのかを明らかにしていきます。対話をすることによって少しずつ変化が現れていきます。


  2. 選択性緘黙
    (場面緘黙-ばめんかんもく-)

    家の中では普通に話すことができるのに、他の人の前では急に話せなくなってしまう状態です。普段の自分を出すようなトレーニング・サポートをしていきます。


  3. 限局性学習症
    (学習障害)
    発達障害

    こどもの学習能力の伸びが見えにくい場合にカウンセラーが楽しく遊びながら学ぶ喜びを感じてもらいます。


  4. 自閉症スペクトラム
    (アスペルガー症候群)

    自閉スペクトラム症は人と接する時に人間関係を良好にするのが得意ではない、また自分自身の強いこだわりが発生してしまう発達障害の一つです。療育によって改善が見込まれます。


  5. うつ病

    ふさぎ込んでいる気持ちを改善するためには少なからず周りのサポートが必要となります。どのようにサポートするかを伝えていきます。


  6. チック障害

    嫌なことを考えた時に、まばたきを繰り返したり、早く首を振ったりするなどの行動がでます。正しい対応にて癖を減少させます。


  7. ゲーム依存

    「ゲームをしたい欲求を抑えることが出来ない」状態をゲーム障害と呼びます。
    およびゲーム依存と言います。
    当院のカウンセリング、オリジナルプログラムで改善を測ります。


  8. ADHD
    (注意欠陥・多動性障害)

    日本では 「注意欠陥・多動性障害」と言われ、注意力や落ち着きの無い症状を指します。薬と行動療法による治療を行います。

  9.  


    知的障害

    子ども頃見過ごされたADHDが、大人になった時にご本人やご家族が違和感を持つようになり、発覚する事もございます。