東京都板橋区高島平7-35-16 春日ビル1F
こんにちは!
東京都板橋区志村にあるこども支援ハートライン東京クリニックです。
今回は知的障害に関してお伝えしていきます。
知的障害の程度は、軽度・中等度・重度・最重度の4段階に分けられます。
程度は、概念的領域・社会的領域・実用的領域の3つの領域での「知的機能(IQ)」と「適応機能」で評価されます。
知能検査で「知的機能(IQ)」がはかられ、日常生活能力(記憶や言葉、コミュニケーションなど)で「適応機能」を評価します。
軽度知的障害はIQが51~69程度で、適応能力が正常か少し遅れがある程度です。
食事や排せつ、身支度などはほぼ一人で行うことができますが、読み書きや計算、時間や金銭の管理、抽象的な考え方などが難しくなります。そのため、幼児期には気づかれにくく、小学校高学年以降に学業面で遅れが見られ支援が必要になることがあります。
会話や言語が実年齢よりも幼く、パターンで行動することが多く見られます。人とのコミュニケーションや、自分の気持ちと行動のコントロールが難しい場合があります。
日常生活で必要なことには支援が必要なこともありますが、ある程度自立して行えるため、周囲からはさぼっている、わがままと見られることがあります。そのような周囲の反応が負担となり、二次障害と言われる不登校や無気力などにつながることもあります。
中等度知的障害は、IQが36~50程度で、言葉の遅れや運動面でも遅れが見られます。身支度などは部分的にできますが支援が必要です。
言葉の遅れが見られることが多いため、幼児期など早い時期に周囲が気づきます。大人になっても、小学生ぐらいの精神年齢にとどまります。
言われれば、入浴も着替えも一人でできますが、洗い残しがあったり、天候や状況に合わせた服を選ぶなどは難しいため、少し支援が必要です。
また、お釣りの計算や、新しい場所での交通機関利用は難しいことが多いです。
重度知的障害は、IQが21~35程度で、言葉や運動面で遅れが見られます。身の回りのことを一人で行うことは難しく、大人になっても3歳~6歳程度の精神年齢にとどまるため、専門的な支援が必要となります。
ひらがなの読み書きや、挨拶と簡単な質問に答えるコミュニケーションは可能です。
最重度知的障害は、IQが20以下で、言葉や運動面で明らかに遅れが見られます。日常生活のことは全くできず、親を認識することが難しいこともあります。言葉は出ず、身振りや声を出す程度のやりとりができることもあります。早くから専門的な支援を必要とし、身体障害やてんかん発作なども合わせて発症することがあります。
知的障害の原因は1つではありません。
原因がわからないことも多いのですが、現在では要因が3つに分類されています。
知的障害の生理的要因と言われているものは、特に基礎疾患がなく、たまたま知能水準が知的障害の範囲内にあるケースです。突発的要因とも呼ばれます。
知的障害の病理的要因とは、生まれる前の病気や外傷により脳障害となり合併症として知的障害が起こるケースです。
先天性の異常である、染色体異常(ダウン症など)や先天性代謝異常(フェニルケトン尿症など)、感染症や中毒が原因になります。
先天性の代謝異常は、新生児に行われるスクリーニング検査により早期発見が可能です。その場合には、投薬や食事療法による治療が可能な場合もあります。
知的障害の環境要因は、生まれた後の感染症や、脳の外傷などが起きるケースです。例えば、日本脳炎や結核性髄膜炎、ポリオ、麻疹、百日咳などで重症になり、脳炎から知的障害を引き起こすことがあります。
これら感染症は、予防接種により予防できます。
また、乳幼児期に栄養が足りなかったり養育環境に問題があることで、脳の発達が遅れることもあります。
遺伝子研究がすすむにつれて、脆弱X症候群という遺伝性の知的障害もあることがわかっています。
しかし、知的障害の原因や要因は様々で、さきほど説明したように遺伝が原因ではない場合も多くあります。
親が知的障害だからといって、必ず遺伝するわけではないのです。遺伝子のメカニズムは複雑なので、遺伝子の変異は誰にでも、どの家族でも起こるのです。
知的障害の程度に関わらず、お子さま本人の思いや感情を理解し、まずは共感してあげましょう。その上で、適した行動がとれるようサポートしましょう。
知的障害のお子さんは、言葉という概念や抽象的な話など、目の前にないものの理解が難しいです。伝える時は、写真や絵を取り入れてイメージを共有しつつ、短く簡単な言葉で具体的に話す工夫が必要です。
抽象的な話よりも、経験するほうが理解しやすく得意です。生活に欠かせない経験を具体的な手順と方法で説明し、簡単なことから少しずつ取り組み、成功を体験しパターン化していくことで、新たな次の行動に繋がります。
起こるかもしれないお子さまの困った行動を予測し、事前にルールや約束を伝えましょう。事前に伝えても、その場で困った行動をしてしまうこともありますので、お子さま本人に得意な役割を任せたり、事前に周囲への協力をお願いしておきましょう。
当院では「ペアレントトレーニング」を実施しています。
保護者さまが、お子さまとの関わり方を学ぶプログラムです。
子育ての困りごとや不安、イライラを減らし、お子さまとより良い関わり方を学び、楽しい子育てをサポートするプログラムです。
ぜひご活用くださいませ。
東京都板橋区志村にあるこども支援ハートライン東京クリニックでは知的障害の改善を目指してアドバイスをさせていただいております。お気軽にご相談くださいね!
ハートライン東京クリニック
板橋分院 医師 副院長・管理者 太田 陽子
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学校に行きたくない気持ちの把握を行い、心身の状態を改善していきます。
家や部屋から出たくないというお子様の考えがどこから来ているのかを明らかにしていきます。対話をすることによって少しずつ変化が現れていきます。
家の中では普通に話すことができるのに、他の人の前では急に話せなくなってしまう状態です。普段の自分を出すようなトレーニング・サポートをしていきます。
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当院のカウンセリング、オリジナルプログラムで改善を測ります。
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子ども頃見過ごされたADHDが、大人になった時にご本人やご家族が違和感を持つようになり、発覚する事もございます。